日本語

たらこと明太子の違いって何?意外な豆知識もご紹介

たらこ・明太子

スーパーでもよく目にするたらこと明太子。

何となく明太子は辛いもの、たらこは辛くないものという違いは分かりますが、両者はどう違うのでしょうか。

この記事では、たらこと明太子の違いについてまとめてみました。

たらことは?

たらこは、漢字で書くと「鱈子」。
「鱈」の「子」なのでたらこ。

スケトウダラのたまごを塩漬けにした食べ物です。

明太子とは?

明太子は、「明太魚」の「子」。

「あれ?鱈の子と明太魚の子だったら親が違う!まったく別の食べ物だ!」と思いがちですが、実はこの明太魚、朝鮮半島で「スケトウダラ」を意味する魚なんだそう。

たらこ=明太子、同じ意味だったんですね~。

ただ現在日本では、スケトウダラを調味料に漬けて辛味をつけた「辛子明太子」のことを「明太子」と通称して呼んでおり、両者は別物として販売されています。

明太子は漬け込む調味料や唐辛子の量によって味や辛さも違いが出ることから、専門店でも味が違う明太子が何種類か販売されています。

日本語博士
日本語博士
製法にこだわりのある専門店で、自分好みの味を探してみるのも楽しそうです♪

たらこと明太子の違い

たらこも明太子も、本来の意味は同じ
スケトウダラのたまごという意味。

現在は、

  • たらこはスケトウダラのたまごを塩漬けしたもの
  • 明太子はスケトウダラのたまごを調味料に漬けて辛味をつけたもの

として区別されています。

日本語博士
日本語博士
味付けの違いなのですね。

たらこと明太子の豆知識

食べられるのは日本だけ!?

たらこや明太子の原材料であるスケトウダラのたまごはベーリング海やオホーツク海で捕れた親魚から毎年5万トン以上供給されていますが、実にその9割が日本で消費されているそう。

シーフードは世界中で食べられていますが、たらこや明太子が食べられるのは日本と限られた地域だけのようですね。
意外!

保存の仕方

スーパーでたらこや明太子を買うと、賞味期限は5日程度と短いことが多いです。

その期間に美味しく食べ切れればいいですが、できなかった場合は冷凍がおすすめ
一腹づつラップに小分けして冷凍しましょう!

解凍は冷蔵庫でゆっくり解凍すると、旨みが逃げにくいそうですよ。

日本語博士
日本語博士
解凍したものを再度冷凍すると品質が劣化するので、一度に食べられる分を小分けして冷凍するのがおすすめです。

妊娠中は食べられる?

妊娠中はお肉も魚も生ものは避けた方が良い、とよく言いますよね。

実際妊娠中、何が食べても良いものか、何が食べない方が良いものか分からず困る妊婦さんは多いようです。

結果から言うと、妊娠中は生で食べるのはおススメしません
火を通せばOKです!

たらこや明太子にはリステリア菌による食中毒のリスクがあり、妊婦さんが感染すると流産や早産、生まれた赤ちゃんに影響を及ぼす可能性が指摘されています。

少量なら問題ないと思いますが、念のためよく加熱してから食べましょう。

まとめ

要点まとめ
  • たらこと明太子は同じもの
  • 現在は「たらこはスケトウダラのたまごを塩漬けしたもの」「明太子はスケトウダラのたまごを調味料に漬けて辛味をつけたもの」と区別されることもある

両者が同じものを意味する言葉であるとは意外でした!

スーパーで買うときは、辛いものが明太子、辛くないものがたらこという認識で買い物すれば大丈夫みたいですね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。