地震が発生すると、ニュースで「マグニチュード」とか「震度」という言葉をよく耳にしますよね。
ところで、マグニチュードと震度って何が違うのでしょうか?
今回は地震に関係するこの2つの言葉について調べてみました。
震度とは?どれぐらいの揺れ?
気象庁によると、震度とは「ある場所での地震による揺れの強さ」をあらわすものだそうです。
日本では震度0~4、5弱、5強、6弱、6強、7と10段階に分けられています。
震度0は体感できないレベルですが、5弱では固定されていない家具が動き、6弱では立っていることができなくなるそうです。
7になると、コンクリート製の建物ですら倒壊することがあるとのこと。
2011年に起きた東日本大震災では震度7を観測したところもあったそうですから、想像を絶する揺れであったことがわかります。
ちなみに、国際的には震度を12段階に分けるのが一般的だそうです。
マグニチュードとは?どれぐらいの揺れ?
こちらも気象庁によると、マグニチュードは「地震そのものの大きさ(規模)」をあらわすものとされています。
マグニチュードが同じでも、震源が地表近くだと震度が大きくなり、地表から離れていると震度が小さくなります。
マグニチュードは-2~12まであるそうです。
東日本大震災ではマグニチュード9だったといわれています。
なお、記録が残っている中で最大のマグニチュードが観測されたのは1960年のチリ地震で、9.5だったそうです。
東日本大震災とあまり変わらない数字ですが、マグニチュードが0.2上がると地震の規模は2倍になり、1上がると32倍も違うそうです。
つまり、チリ地震は東日本大震災の4倍以上の規模だったということになります。
そして、マグニチュード11は小惑星が衝突したくらいのレベル、マグニチュード12は地球が消滅してしまうくらいのレベルだそうです。
震度・マグニチュードの違いは?
震度は、実際に揺れた揺れの大きさです。
揺れの大きさは場所や地形などの影響を受けるので、各地で大きさが異なります。
マグニチュードは地震の規模をあらわすものです。
マグニチュードは場所によって変わるということはありません。
マグニチュードが大きくても、震源が地表から遠ければ震度は大きくなりません。
マグニチュードが比較的小さくても、震源が地表近くなら震度が大きくなる可能性があります。
まとめ
- 震度は揺れそのものの大きさ。場所によって異なる。
- マグニチュードは地震の規模。マグニチュードが大きくても震度が大きいとは限らない。
でも、地震が起きたら震度やマグニチュードにかかわらず、まず身の安全を確保してくださいね。