「ブイヨン」と「コンソメスープ」と「フォンドボー」。
これらの違いを正確に知っていて使いこなしている人は、相当料理のできる人ではないでしょうか?
今回は、洋風の料理に欠かせないこの3つの違いについて調べてみました。
ブイヨンとは?
ブイヨンは「魚・牛・鶏と野菜を長時間煮込んで作ったダシ」のことだそうです。
そもそもブイヨンはフランス語で「ダシ汁」を意味しているそうです。
ちなみに、ポトフはブイヨンの材料と汁を同時に楽しむ家庭料理とのこと。
ブイヨンはヨーロッパで生まれたので、一から作る時は硬水を使うといいそうですよ。
コンソメとは?
コンソメは「ブイヨンに牛スネ肉・卵白を加えたスープ」だそうです。
コンソメはフランス語で「完成された」という意味を持つそうで、料理(スープ)として完成されている、という意味だそうです。
コンソメはスープなので、市販のキューブや顆粒にお湯を加えただけで美味しくいただくことができます。
フォンドボーとは?
フォンドボーは「ブイヨンに子牛の骨・香味野菜を加えたダシ」だそうです。
フォンとはフランス料理において「ソースの基本のダシ汁」のことを指すそうです。
フォンには様々な種類があり、魚のフォン、鶏のフォン、仔牛や鶏を使ったフォン、鹿などのジビエを使ったフォンなどがあるそうです。
ブイヨン・コンソメスープ・フォンドボーの違い
ブイヨンは、コンソメスープやフォンドボーのベースとなるものと言えます。
そしてコンソメスープはスープですが、ブイヨンとフォンドボーはダシなんですね。
- コンソメスープ → ×ブイヨンでは代用不可
- ブイヨン → 〇コンソメスープで代用可
- フォンドボー → 〇デミグラスソースで代用可
ブイヨン自体は薄味なので、コンソメスープやフォンドボーの代わりに使うとちょっと物足りない感じになるようです。
一方、ブイヨンの代わりにコンソメスープを使うことはできるようです。
ただし、コンソメスープの方が塩分高めなので注意してくださいね。
ちなみに、フォンドボーの代用として使うことができるのは、デミグラスソースだそうです。
デミグラスソースはフォンドボーをベースにして作られているので、ちょうどコンソメスープとブイヨンのような関係になります。
なお、デミグラスソースを代用とする場合には、薄めて使ってくださいね。
まとめ
- ブイヨンは、洋風ダシの素。
- コンソメスープは、ブイヨンをベースとした洋風スープの素。
- フォンドボーは、ブイヨンに一手間加えた洋風ダシの素。
使い分けに自信のない方は、しっかりレシピ通りの材料を用意するようにしましょう。