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休日・祝日・祭日の違い 1年の祝祭日一覧あり!

休日・祝日・祭日

「休日」と「祝日」と「祭日」

どれもカレンダーが赤いちょっとうれしい日というイメージがありますが、これらの違いは何なのでしょうか?

今回はこれら3つの違いと、1年の祝祭日を調べてみました。

休日とは?

休日とは「仕事や学校の授業を休む人が多い日のこと」だそうです。

自分自身が休みでなくても、大多数の人が休みならばその日は「休日」と呼ぶそうで、日曜日や祝日が該当することになります。

ということは、「休日出勤」というのは、まさに他の人たちが休みなのにあえて出勤する時の言葉ということになりますね。

祝日とは?

祝日とは「建国・独立など国の重要な日や、功績のあった人をたたえて定められる記念日で、国が定めた日」、つまり国を挙げてお祝いしよう、という日なんですね。

日本の祝日は、1948年に施行された「国民の祝日に関する法律」で定められています。

この法律では「国民の祝日」「振替休日」「国民の休日」が決められています。

「国民の祝日」は、仕事や学校が休みになる国が定めた日です。

「振替休日」は、国民の祝日が日曜日と重なった場合にかわりに休みになる日のことです。

「国民の休日」は、祝日ではないけれど休みになる日です。

祭日とは?

祭日とは「宗教的に大事な儀式を行う日」で、かつては日本でも皇室が行う神道の儀式の日が祭日となっていました。

しかし第二次世界大戦後、国民主権となったため、祭日を休日とすることはなくなってしまいました。

休日・祝日・祭日の違い

休日は大多数の人が仕事や学校を休む日です。
祝日も休日に含まれます。

祝日は、国の重大な出来事や功績のあった人をたたえる日で、国をあげてお祝いをする日です。
日本では法律で定められています。

祭日は、宗教的に大事な儀式を行う日です。
現在の日本には存在しません。

祭日は存在しないので「祝祭日」という言葉は正しくないようにも思えますが、かつて祭日があった頃の名残りといって良いでしょう。

1年の祝祭日一覧

では、2018年現在で決められている祝日を表にまとめました。

あわせて、旧祭日と祭日の内容もまとめてみました。

日付 祝日名 旧祭日 祭日の内容
1月1日 元日
1月第二月曜日 成人の日
2月11日 建国記念の日 紀元節祭 神武天皇即位日
3月19~21日ごろ 春分の日 春季皇霊祭 五穀豊穣を祈る
4月29日 昭和の日 天皇誕生日 昭和天皇の誕生日
5月3日 憲法記念日
5月4日 みどりの日
5月5日 こどもの日
7月第三月曜日 海の日
8月11日 山の日
9月第三月曜日 敬老の日
9月22~24日ごろ 秋分の日 秋季皇霊祭 収穫に感謝する
10月第二月曜日 体育の日
11月3日 文化の日 明治節 明治天皇誕生日
11月23日 勤労感謝の日 新嘗祭 収穫祭
12月23日 天皇誕生日

なお表には含まれていませんが、日曜日と祝日が重なる場合には振替休日が、前日と翌日が休日ではさまれている場合には国民の休日が追加されます。

まとめ

要点まとめ
  • 休日は大多数の人が休む日。祝日も休日に含まれる。
  • 祝日は、国をあげてお祝いする日。日本では法律で定められている。
  • 祭日は、宗教的に大事な儀式を行う日。現在の日本にはない。

国民の休日のおかげで飛び石連休は解消されるようになりましたが、欧米のようにバカンスを楽しめるくらい長い休日があるとうれしいですね。

この記事を書いた人:JZK

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