「パスタ」と「ナポリタン」と「スパゲッティ」。
どれもイタリアの料理を連想する言葉ですが、イタリアと日本では意味するものが微妙に異なることをご存知ですか?
今回は、知っているようで知らないこの3つの違いを調べてみました。
パスタとは?
パスタは「イタリア料理で使われる小麦粉を練って作る麺類の総称」だそうです。
麺類と言っても細長いものだけではなく、マカロニのように短いもの、ラザニアのように平たいもの、ラビオリのように中に肉などを包むもの、ニョッキのように団子状のものなどさまざまな形があります。
「パスタ」というのは一般名称なんですね。
ちなみに、日本で「パスタ」という呼び名が一般的になったのはバブル期頃だそうです。
それまでは「スパゲッティ」と言えばナポリタンやミートソースが一般的でしたが、イタ飯ブームでいろいろなパスタやソースが知られるようになりました。
それにともない、「パスタ」という言葉が広く使われるようになったと言われています。
ナポリタンとは?
ナポリタンとは「スパゲッティをタマネギやピーマン、ハムなどと一緒にトマトケチャップでいためた料理」ですが、日本生まれの料理だそうです。
地方によっては「イタリアン」とも呼ばれることもあるようです。
ナポリタンというのはフランス語で「ナポリ風のトマトを使った料理」という意味だそうです。
ナポリタンを初めて作った横浜の「ホテル・ニューグラント」のシェフは、トマトソースを使ってナポリタンを作ったそうなので、ナポリタンの元祖はまさに「ナポリ風のトマトを使った料理」だったというわけですね。
スパゲッティとは?
スパゲッティは、日本では細長い麺全般を指しますが、イタリアでは「直径が2mm前後の細長い麺」のことを指します。
結構太めですね。
なお、「スパゲッティ」と「スパゲティ」の違いは発音の違いだそうです。
「スパゲッティ」はイタリア語の発音に近く、「スパゲティ」は英語の発音に近いそうです。
パスタ・ナポリタン・スパゲッティの違い
パスタはイタリア料理で使われる小麦粉を練った麺類すべてを指します。
麺と言っても、形や長さはさまざまです。
スパゲッティはパスタの一種で、直径2mm前後の細長い麺のことです。
バブル前は、ケチャップでいためたナポリタンやミートソースで食べるのが一般的でした。
ナポリタンは、スパゲッティを野菜やハムなどと一緒にトマトケチャップでいためたものです。
元祖のナポリタンはトマトソースを使って作られました。
まとめ
- パスタは、小麦粉を練った麺類全般。イタリア料理で使われる。
- ナポリタンは、日本生まれの料理。
- スパゲッティは、パスタの一種。ちょっと太め。
ナポリタンを本場イタリアの人はどう思うのでしょうか?
ちょっと気になりますね。