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ミュール・パンプス・ハイヒール・サンダルの違いって何?

ミュール・パンプス・ハイヒール・サンダル

「ミュール」「パンプス」「ハイヒール」「サンダル」

どれも女性の足を彩る履物ですが、どれがどれなのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

今回は、おしゃれな女性の靴の違いについて調べてみました。

ミュールとは?

ミュールは「爪先部分が布などでおおわれていて、かかと部分はストラップなどがなく開いており、かかとの高さが高い履物」です。

もともとは、室内履き(スリッパのようなもの)や、外出時に靴が汚れないようにするための泥よけだったそうです。

だから、かかと部分が開いていて簡単に脱ぎ履きできる形状になっているんですね。

有名な映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンが履いていたのがこの靴であったことから、「ヘップサンダル」と呼ばれることもあります。

パンプスとは?

パンプスは「足の甲の部分が大きく開いており、つま先・サイド・かかとがおおわれている靴」のことです。

こちらは、舞踏会で踊る女性の足元を美しくする見せるためのものだったそうです。

踊ることが目的なので、邪魔になりやすい紐や装飾品は基本的にはついていません。

ちなみに、つま先が開いた「オープントゥパンプス」やかかとの少し上にバックベルトがある「オープンバックパンプス」もあります。

これらは、舞踏会が一般的ではなくなったことに伴うパンプスの「進化形」と言えるかもしれません。

ハイヒールとは?

ハイヒールは「ヒールの高い靴」です。

ミュールでもパンプスでもサンダルでも、かかとが高ければ「ハイヒール」になります。

ハイヒールは、靴の種類ではなくヒールの高さを表す言葉なんですね。

ハイヒールの定義は諸説ありますが、6~8cmを超えると「ハイヒール」と呼ぶことが多いようです。

サンダルとは?

サンダルとは「足全体をおおわず、かかと部分が開いていて通気性の良い履物」だそうです。

かかと部分にストラップなどがあることも多いですが、ビーチサンダルのようにストラップがないものもあります。

ギリシアやローマなどで、足裏を守るためにつくられた靴が起源だといわれています。

ミュール・パンプス・ハイヒール・サンダルの違い

ミュールはかかと部分にストラップがなく開いており、ヒールが高めです。

パンプスは、足の甲の部分が大きく開いており、それ以外の部分が布などでおおわれているものです。

かかとの高さに決まりはありません。

ハイヒールは、ヒールの高い靴全般を指します。

サンダルは、足裏以外の部分があまりおおわれておらず、通気性を重視した履物です。

ミュール・パンプス・サンダルは靴の種類をあらわしていますが、ハイヒールは「ヒールが高い」というだけで靴の種類をあらわしているわけではありません。

まとめ

要点まとめ
  • ミュールは、もともと室内履きや泥よけ。足先だけがおおわれている。
  • パンプスは、舞踏会用の靴。足の甲以外の部分がほとんどおおわれている。
  • ハイヒールは、靴の種類にかかわらずヒールの高い靴。
  • サンダルは、足底を守るためのもの。足底以外はあまりおおわれていない。

どの靴も時代に合わせて進化しているので、それぞれの定義も数年後には変わっているかもしれませんね。

この記事を書いた人:JZK

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