3G、4G、LTEといった、これらの言葉。
CMなどでは聞くけど、どんな意味なんでしょう?
ケータイやスマホを使っている時、またこれから購入する時、これらの用語の意味は知っておきたいものですね。
ここでは、
- 3G回線とは何か?
- 4G回線とは何か?
- LTEとは何か?
- それぞれの違いは?
これらについて調べたことを説明していきましょう。
3G回線とは?速度や料金など
3G回線は、「スリージーかいせん」と読みます。
意味は辞書によると、「第3世代移動通信システムの回線網のこと。」とあります。
何のこっちゃという感じですね。
[第3世代移動通信システム]とは何かというところから説明が要りますね。
「移動通信システム」はつまりケータイやスマホなどのモバイル通信。
ITU(国際電気通信連合)というものがあります。
それによって定められた[IMT―2000]という規格があります。
その規格に合ったデジタル携帯電話のことを、[第3世代携帯電話]といいます。
80年代頃の当初の携帯電話はアナログで、これは第1世代と呼ばれます。
[IMT―2000]以前の規格であるPDCやGSMの携帯電話は第2世代とされます。
[第3世代移動通信システム]のことを[3G]といいます。
その回線が「3G回線」ということですね。
3G回線の通信速度は、数Mbps~14.4Mbps。
料金は、ここではauの料金プランを例にしますと、データ定額月372円~、5,200円などがあります。
3Gは2022年頃には無くなるようです。
4G回線とは?速度や料金など
4G回線は、「フォージーかいせん」と読みます。
意味は「第4世代移動通信システムの回線網」となります。
前述のITUは第3世代の後に、[IMTーAdvanced]という規格を設けました。
この規格に合った携帯電話を、[第4世代携帯電話]といいます。
[第4世代移動通信システム]のことを4Gといいます。
その回線が「4G回線」ということですね。
4G回線の通信速度は、75Mbps~150Mbps。
料金は、auの料金プランでは、ケータイで通話料月1,100円、スマホで月1,700円+データ定額などがあります。
3Gより高めの料金に設定されています。
LTEとは?速度や料金など
LTEは[Long Term Evolution](ロング・ターム・エボリューション)。
略して「エルティーイー」と呼ばれます。
言葉の意味は「長期的進化」。
携帯電話の通信規格です。
3Gから進歩したもので、4Gに移行するための橋渡し的な存在でした。
その後4Gの呼び名が定められ、LTEは4Gと同じものとして扱われるようになりました。
LTEの通信速度は、最大値が150Mbpsですが、統一されてはいません。
エリアや機種によって、速度にばらつきがあります。
料金は4Gと同じ扱いで、3Gより高めです。
3G回線・4G回線・LTEの違いは?
アナログ携帯電話の第1世代、デジタル携帯電話の初めの頃が第2世代。
その次の規格内である[第3世代携帯電話]の回線。
それが3G回線です。
料金は比較的安い方です。
もっと新しい規格内である4Gは、3Gよりも格段に通信速度が速いです。
動画などもよりスムーズに見ることができるものです。
料金は3Gより高めです。
LTEは、3Gから進歩して、次の4Gまでの橋渡し役となり、その後「4Gと同じ」とされたものです。
つまりは、厳密には違っていてもゴッチャになっているのです。
通信速度はエリアや機種によりまちまちです。
まとめ
- 3G回線は、第3世代の携帯電話回線である。通信速度は、最大14.4Mbps。料金は比較的安い。新規の受付は終了。
- 4G回線は、第4世代の携帯電話回線である。通信速度は、最大150Mbpsで3Gよりかなり速い。料金は高め。
- LTEは、携帯電話回線で、現在は「4Gと同じもの」となった。通信速度は3Gより速いがエリアや機種により違う。料金は4Gと同じで高め。
- 3G、4G、LTEはそれぞれ世代として分かれている。
ケータイやスマホを購入する時参考にしてみてくださいね。