ある角度から急に手が上がらない!といった症状に代表される四十肩や五十肩。
それぞれに症状の違いはあるのでしょうか。
今回調べてみました。
四十肩とは
四十肩とは、「40歳ごろに、肩の関節が痛んで動きが悪くなってくること」です。
肩が上がりにくいな、腕が回りにくいな、程度で済めば良いですが、関節の可動制限を感じると共に痛みを感じることも。
- 肩を動かすと痛みがある
- 就寝中も楽な姿勢がほとんどなく、肩が痛い
- 腕が回らず着替えが大変になった
等、日常生活に支障を及ぼすケースも少なくないようです。
ある製薬会社の調べによると、四十肩で悩む人約250万人もいるそうです。
多くの方が悩まされているのですね。
この四十肩、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患ですが、その原因は現在の医学でも完全には明らかにされていないそう。
メカニズムは、以下の通りです。
加齢により血液循環が悪くなり、肩の周辺組織が炎症をおこす
↓
炎症により腫れや痛みが生じる
↓
肩可動域が狭まってしまい、肩がこわばり激痛が走るようになる
五十肩とは
それでは五十肩は、四十肩と何が違うのでしょうか。
実は四十肩と五十肩は症状は全く同じで、発症する年齢で呼ばれ方が変わるだけなのだとか。
40代で発症したら「四十肩」、50代で発症したら「五十肩」。
てっきり肩が動かなくなってきたら四十肩、それよりももっと狭い可動域でしか動かなくなったら五十肩かと思っていたら、そうではないのですね。
以前は「五十肩」と呼んでいたものの、近年発症する年齢が40代に下がってきたため「四十肩」と言われることが多くなってきたそうです。
四十肩と五十肩の違い
今見てきた通り、四十肩と五十肩は同じ症状のことを指します。
それが40代で起こるか、50代で起こるか年齢の違いだけで、肩が上がらなくて痛い、腕が回らない等、症状に違いはありません。
それぞれ症状の程度の差は個人差があり、片腕に違和感がある程度から肩が痛くて眠ることも出来ないくらい深刻な症状まで幅広いです。
一口に四十肩や五十肩といっても、色々な症状があるのですね。
まとめ
- 四十肩と五十肩は同じ症状のことを指す
- 発症した年齢が40代なら「四十肩」、50代なら「五十肩」という
- 角度(可動域)は関係ない
対処法も少し調べてみましたが、塗りや湿布を使う、お風呂で温まって血行を良くする、マッサージやストレッチ、内服、サプリメント等本当にたくさんの方法が出てきました。
自分にあった対処法を知るには、一度専門医や薬剤師に聞いてみるのが一番かもしれませんね。