髪型を変えようと思った時、どこへ行きますか?
美容院?理容室?ヘアサロン?床屋なんてのもありますよね。
ところで、「美容院」・「美容室」・「理容室」・「ヘアサロン」・「床屋」の違いってご存知ですか?
今回は、ヘアスタイルを整えてくれる場所の呼び名の違いについて調べてみました。
美容院とは?
美容師法によると、美容とは「パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」だそうです。
これを行っているところが、美容院なんですね。
美容室とは?
美容室も美容院と同じだそうです。
「院」と「室」の違いは基本的にはなく、お店の屋号によるそうです。
ちなみに、2015年以前は男性に対してヘアカットのみを行うことは禁止されていたそうです(パーマに付随するカットはO.K.)。
現在は規制緩和されて、カットのみでもできるそうです。
ただし顔そりは独立したメニューで行うことはできず、あくまで化粧の一部として行うことのみが許されているそうです。
理容室とは?
理容師法によると、理容とは「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」だそうです。
そして、2015年の規制緩和で、理容師もパーマをかけることができるようになったそうです。
ヘアサロンとは?
ヘアサロンは、英語だと「hair salon」で美容室になるそうですが、日本では美容室・理容室どちらにも使われるそうです。
これも屋号の問題のようですね。
ただし、現行法では理容業と美容業は一つの店舗で同時に営業することはできないことになっているので、「ヘアサロン」となっていても、理容あるいは美容どちらか一方の業務のみを行っていることになります。
床屋とは?
床屋は理容室と同じです。
床屋の言葉の由来は、江戸時代の「髪結床」とのこと。
当時の床屋は番所や社交場としての役割も兼ねていたようです。
美容院・美容室・理容室・ヘアサロン・床屋の違い
美容室と美容院は同じものです。
カットやパーマ、化粧や結髪(ヘアセット)を行うことができますが、シェービングをメニューの一つとして単独で行うことはできません。
理容室と床屋は同じものです。
カットやパーマ、シェービングを行うことができます。
ヘアサロンは、美容・理容どちらにも使うことができます。
しかし、業務はどちらか一方しか行えません。
まとめ
- 美容院・美容室は同じもの。屋号が違うだけ。シェービングはできない。
- 理容室・床屋は同じもの。屋号が違うだけ。化粧や結髪は業務ではない。
- ヘアサロンは、美容・理容どちらの屋号にも使える。業務はどちらか一方のみ。
シェービングをしっかり行ってもらいたい場合には理容へ、成人式などで化粧や結髪までお願いしたい場合には美容へ、ということになりますね。
ヘアサロンを訪れる場合には、美容か理容か調べてからにしましょう。