「モルタル」と「セメント」と「コンクリート」と「アスファルト」。
どれも建築現場や工事現場にありそうなものですよね。
ところで、これらの違いは何なのでしょう?
強度に違いはあるのでしょうか?
今回はこれら4つの違いと強度について調べてみました。
モルタルとは?
モルタルとは、セメント(後述)あるいは石灰石に水と砂を混ぜたものです。
モルタルは、レンガやブロックの目地やコンクリート(後述)表面の仕上げに使われます。
混ぜる水の量で質感が変わるそうで、水が多いと、よりなめらかになるそうです。
砂を混ぜるとセメントより強度が増しますが、時間が経つと伸縮することが多いので、モルタルのみで使用することは少ないそうです。
セメントとは?
セメントとは、石灰石や粘土を強く熱して粉砕した粉です。
水や液体などを加えると硬く変化しますが強度は弱く、単体で使われることはあまりないそうです。
コンクリートとは?
コンクリートは、セメントに砂と砂利を混ぜ、水を加えて練ったものです。
固まっていないものは生コンクリートと呼ばれます。
コンクリートはダムや防波堤のほか、高速道路や橋梁、一般住宅にも利用されています。
コンクリートは圧縮力に強いのですが、引っ張る力にはとても弱いそうです。
この弱点を補うために鉄筋をコンクリート内に入れたものが、鉄筋コンクリートです。
アスファルトとは?
原油に含まれる炭化水素を主成分とする黒い物質です。
常温だと固体、高温だと液体になります。
アスファルトは、道路の舗装や防水材、絶縁材、塗料などにも利用されています。
道路舗装時には、液状のアスファルトに砂利などを混ぜるそうです。
熱に弱いため、強度はそれほど強くありません。
しかし、コンクリートに比べると安価で工期も短くて済むため、道路舗装によく使われているようです。
モルタル・セメント・コンクリート・アスファルトの違い
セメントを材料として、モルタルやコンクリートがつくられます。
モルタルはセメント+砂+水、コンクリートはセメント+砂+砂利+水でできています。
アスファルトは原油からできます。
強度は、アスファルト<セメント<モルタル<コンクリートの順に強くなります。
まとめ
- モルタルは、セメントに砂と水を混ぜたもの。
- セメントは、石灰石や粘土を強い熱で焼いて粉にしたもの。
- コンクリートは、セメントに砂と砂利を混ぜて水で練ったもの。
- アスファルトは、原油に含まれる黒い物質。
最近は、いずれも扱いやすいものがホームセンターに売っているので、性質を知った上でDIYにチャレンジすると楽しいかもしれませんね。