お茶の専門店などを覗くと、紅茶や緑茶の他にルイボスティーもよく見かけます。
確かに人気があるけど、紅茶とどう違うんでしょう?
それについて調べたことを、効果なども含めて説明していきますね。
ルイボスティーとは?
ルイボスティーの原料植物のルイボス(Aspalathus linearis)が開花しました。日本国内で生きたルイボスはおそらくここでしか見られないと思います。花は1㎝程度と小さいですがきれいな黄色の花です。今月13日までの限定公開です。#rooibos #kyoto #uji pic.twitter.com/7vORUoIiIp
— 宇治市植物公園 (@UCBPark) 2018年5月8日
そもそもルイボスティーというのは、“ルイボス”という植物から作られたお茶のことです。
ルイボスは、マメ亜科アスパラトゥス属の植物。
写真を見ると、黄色のかわいいお花を咲かせるんですね。
それもそのはずで、エニシダの親戚みたいなもののようです。
南アフリカの一部の地域にだけ自生しています。
ルイボスティーは、南アフリカで盛んに生産・輸出されています。
ルイボスティーの特徴としては、見た目は赤い色で紅茶に似ています。
ノンカフェインのお茶であることは有名ですね。
紅茶とは?
紅茶は、ツバキ科ツバキ属の植物である“茶の木”から作られます。
椿の仲間なんですね。
生産国はインド、スリランカ、中国、ケニアなど。
紅茶はその名の通り赤い色のお茶で、収穫時期や産地などにより、様々な風味のものがあります。
茶葉の種類で有名なものには、ダージリン、セイロン、アッサム、アールグレイなどがあります。
最近では「インフルエンザに効果がある」と話題になっていますね。
ルイボスティーと紅茶の違い
ルイボスティーは、ルイボスから作られるお茶です。
独特な甘味がありますが、人によってはクセを感じることもあります。
フレーバーティーなら色々な種類があり飲みやすくなっています。
ルイボスティーにはカフェインは含まれていません。
カフェインは、覚醒作用、興奮作用などがあり、眠気覚ましに利用されることの多い、刺激物です。
お腹や頭など体の痛みがある時に摂ると、痛みが増加しかねません。
ルイボスティーはノンカフェインなので、体調が良くない時や妊婦さんでも、紅茶の代わりに飲むことができます。
ルイボスにはハーブティー同様に「ピロリジジンアルカロイド」が含まれています。
肝臓に悪影響を及ぼしやすいとされます。
なので過剰摂取はおすすめしません。
健康な人が普通に1日数杯飲むのは問題ないですよ。
フラボノイドなどによる抗酸化作用があり、体には良いです。
一方紅茶は、茶の木から作られるお茶です。
味はどちらかというと紅茶の方がクセがなく万人受けしますね。
紅茶にはカフェインが含まれていますが、同時に含まれるタンニンの働きで、覚醒作用は弱いです。
紅茶ポリフェノールの働きで、インフルエンザウイルスに対する優れた効果があります。
カフェインレスの紅茶でも、変わらず効果があります。
発病した際の特効薬になり、予防にもなります。
紅茶をよく飲む人ほど、インフルエンザを発病しにくいとされます。
また、ノロウイルスに効くという話もあります。
だからといってやはり過剰摂取は避けましょう。
思わぬ弊害が出ないとも限りませんから。
1日数杯程度で充分効果があります。
まとめ
- ルイボスティーとは、ルイボスから作られたお茶。
- 紅茶とは、茶の木から作られたお茶。
- それぞれの違いは、原料、風味、効果・効能など。
体調に合わせてお茶を選びましょう。