「ワイシャツ」と「ブラウス」。
どちらも薄手の布でできている洋服というイメージがありますが、この2つの違いは一体何なのでしょう？
クリーニング代に差はあるのでしょうか？
そこで今回は、この2つの違いについて調べてみました。
ワイシャツとは?
ワイシャツとは「前開きでボタン・襟・カフスのついた白や淡色のシャツの事。主に男性が背広の下に着用するもの。」だそうです。
かつては下着として使われていたそうで、ワイシャツの前後の身頃が長いのは股間を覆うためだったからだそうです。
ちなみにワイシャツの語源は「white shirt」という和製英語だそうです。
「ワイ」は「Y」ではなく「white」がなまったものだったんですね。
日本で言うワイシャツは、アメリカでは「dress shirt」と言うそうです。
ブラウスとは?
ブラウスとは「上半身に着用するゆったりしたシャツ風の上着」で「主に女性・子供用のもの」だそうです。
ワイシャツのように色や柄、袖や襟の有無などの定義はないそうで、レースやフリル、ビーズやリボンなどで装飾された物もあります。
なお、ブラウスの語源は英語の「blouse」だそうです。
ワイシャツとブラウスの違いは?
ワイシャツとブラウスの大きな違いは、ボタンの向きと首まわりのデザインだそうです。
ワイシャツは、左側にボタンホールがあって右側にボタンがあるそうです。
そして首まわりにフィットしたデザインになっているそうです。
ブラウスは右側にボタンホールがあって左側にボタンがあるそうです。
そして首まわりはゆったりと開いた作りになっていることが多いそうです。
ブラウスのボタンの向きがワイシャツと逆になっているのは、ヨーロッパの上流階級の女性が召使いなどに着替えを手伝わせていたことの名残りだといわれています。
そしてクリーニング代は、素材や装飾にもよりますが、一般にブラウスのほうが高いことが多いです。
ワイシャツは綿やポリエステルでつくられているものが多く、機械で洗浄やプレスを行うことができます。
一方ブラウスはデリケートな素材が多く、また装飾も多いため、1点ずつ手作業でアイロンをかける必要があります。
このように手間のかかるブラウスは、一般的にワイシャツよりクリーニング代が高くなるのです。
まとめ
- ワイシャツとは、主に男性が背広の下に着用するもの。ボタンが右側にあって、襟・カフスがついている。
- ブラウスとは、主に女性や子供用のゆったりとした上着。ボタンが左側にあって首まわりがゆったりとしていることが多い。
最近は色々なデザインのワイシャツやブラウスがありますが、TPOにあわせて颯爽と着こなしたいものですね。
